森博嗣
新書
講談社
2016-05-07 00:00:00
304

χの悲劇 (講談社ノベルス)

  • 森博嗣
  • 講談社
  • 304頁

レビュー
  • 森さんのものすごいファンという訳ではないですが、好きな作家で、S&Mシリーズからすべてノベルス版の新刊で読んでいる者です。正直最近は惰性で読んでいます。

    本作は、ネットでとても評判だったので楽しみに読みました。
    でも、感想としては、「あれ、そんなでもない・・・」。

    分かってます。私が悪いんです。
    私は著作を繰り返し読むほどのファンではなく、記憶力も悪いので、あまりに出版のスパンが長すぎて、恥ずかしながら以前のシリーズのキャラクターや内容を覚えていないんですよね。
    今作の主人公の島田さんは「すべてがFになる」に出てきた研究員というのは覚えていますが、それ以降出てきてたっけ・・・?どんな人だっけ・・・?という状態です。

    こんな私なので、読み終わったときは、「え?何がそんなにすごいの??」状態でした。ネットでネタバレサイトを読んでやっといろいろ分かりました。皆さんすごいです。でも正直言って、それを知っても「だから何?」という感じです。ごめんなさい。
    シリーズを読んでいないと、本作だけ読んでも全く面白くないだろうし、私のようなライトファンも、ネタバレサイトがないととてもついていけません。

    ただ、久しぶりにメインのトリック2つ(これは過去云々はあまり関係ありません)はまあまあ面白かったです。
    評判が高かったので楽しみに読んで、少しがっかりしたので書いてしまいました。

コメント
コメントは後から編集、削除が行えます。